監督の独り言

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ダイバーシティとインクルージョン

この2つを野球で成し遂げるために、我がチームで進めるユニバーサルデザイン(UD)があります。

まずは、外的環境のUDとしての視覚化。つまり、練習や試合で必要なことを掲示するなどで見える化による、わかる化です。

次に、練習や試合の中での、野球についての中身の理解を深め、野球ができるためのUDとして、視覚化、構造化によるアプローチです。

そして、最も大切なことである人的環境のUDです。

野球をやるのは個人の集合体であるチームです。チームで気に入らないことがあったら離れる、やめる、和を乱す人がいたら隔離する、排除する、それは簡単です。しかし我々が目指すのは、みんなが野球を楽しむという真の目的を果たすための、ダイバーシティとインクルージョンです。

誰もが思うことを伝えられる、違いを分かりあえる、それを周囲もスタッフも選手同士も認め合える。そういうチームの土壌を丹念に作り上げることで今があります。単なるレゾンデートルではなく、社会的に価値のある存在になりうるものです。

その上で、野球の話をすこし。守備では積極的に声を出し、自分の捕球するフライボールを追います。これは自己発信力が必要です。誰かに任せるのではなく、自分が捕球してチームの勝利を手繰り寄せるのだという自己肯定感のなせるものです。打撃では、自分の打てる球を全集中して待ちます。決して余計な球を振らない、自分への信頼とチームにおける自己有用感により、結果として四球も選びます。自ずと投手を助け、自分を助け、チームを勝ちに導く一体感です。

東京ジャイアンツは、そんな「生涯野球人」でありたいと思っています。